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Photo by Toshimitsu Takahashi

甍酒蔵は、1665年(寛文5年)創業の歴史ある酒蔵を事業承継し、日本酒を通じて「幸せな時間」を創出することを使命としています。

伝統を守りながらも、日本酒の新たな価値を創造するため、理想の環境を求め、安曇野の松川村に新蔵を建設しました。

豊かな自然環境と優れた気候条件に恵まれたこの松川村で、最高品質の米と水を使い、新たな物語と日本酒を醸し、日本の文化を世界に発信していきます。

長野県北安曇郡松川村。3000メートル級の北アルプスに囲まれた地域です。「安曇野の原風景を守る最後の村」と呼ばれ、雄大で美しい風土が広がります。この地域は、気温の日較差や年較差が大きく、冬の厳しい寒さが特徴的です。

北アルプスの西部は、約三億年前に形成された古生代の水成岩を基盤とする険しい地形で、2800メートル級の高峰が連なっています。

村の中央低地は、芦間川などによる扇状地が結合した複合地形となっており、この地は古くから農地が集中しています。

農業用水には、地下水や北アルプスから流れ出る高瀬川・芦間川などの水が活用されており、冷涼な水は近年問題となっている酒米の高温障害対策においても大きな役割を果たしています。松川村は酒米の高い品質を守り、全国においても非常に高い一等米比率を誇ります。長野県内の多くの酒蔵と直接契約されるなど、高く評価されています。






松川村の水は、この地そのものを映し出すかのように、やさしく澄んでいます。
触れるたびに、私は自然の力強さとその恵みに対する感謝を胸に刻んでいます。
この水があってこそ、米の旨みが深く引き出され、やわらかな甘みと丸みが広がるお酒が生まれます。日本酒造りとは、自然との語らいだと思っています。
技術だけでは決して叶わない、自然との調和に勝るものはありません。
私たちは「挑戦している」のではなく、この地や皆様に「挑戦させていただいている」という気持ちで酒造に取り組んでいます。この地で醸すお酒が、楽しんでいただく方々の心にそっと寄り添う存在でありたいと願っています。

醸造責任者・杜氏 田中 勝巳

田中 勝巳

1965年生まれ/長野県松本市出身

1996年に家業である大信州酒造株式会社へ入社。
醸造統括責任者として約30年、
長野県の風土を活かした酒造に取り組む。
国内外の数々の賞を受賞し、全国に多くのファンを持つ。

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甍(いらか)酒蔵株式会社

創業1665年(寛文5年)
代表取締役社長 佐藤圭祐

長野県北安曇郡松川村字北ノ原 4336 番 6

電話:0261-85-5092 

FAX:0261-85-5093

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